千葉10番誕生寺
日蓮聖人は貞応元年(1222)2月16日、小湊片海の地で誕生。この生誕地に建治2年(1276)、日家上人が一宇を建て、「高光山日蓮誕生寺」と称したのが始まりである。その後、2度にわたり地震と津波の被害を受け、現在地へ移転した。26世・日孝上人が水戸光圀の援助を受けて七堂伽藍を再建したが、のちに焼失した。現在の仁王門は宝永3年(1706)、祖師堂は天保年間(1830〜1844)の再建。
主な花
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ツツジ
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境内中央で目を奪われるのがソテツの大木である。寺のすぐ前は海なので、暖地植物のソテツにとって最高の環境であることを物語っている。境内には樹木が多く、花木はあまり目立たないが、春に祖師堂裏手に咲くツツジが見事。また、秋の彼岸前後には大ソテツの裏側、墓地の入り口付近で真っ赤なヒガンバナが群がり咲いて花の寺ムードを発揮する。本物の花ではないが、本堂の格天井に描かれている仏教植物の天井画82枚は見ごたえがある。
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DATA
宗派 日蓮宗大本山 本尊 十界木造本尊 拝観 境内自由 アクセス 電車:JR 外房線安房小湊駅から徒歩20分 車:圏央道木更津東IC・館山道君津ICなどから 駐車場 なし 花ごよみ ウメ2月上旬、カワヅザクラ2月中旬~下旬、ソメイヨシノ3月中旬~下旬、ツツジ3月下旬~4月上旬 HP http://www.tanjoh-ji.jp/ TEL 04-7095-2621 -
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