千葉14番石堂寺( 石堂観音)
和銅元年(708)に僧恵命、恵照がアショカ王塔を護持して当地を訪れ、草庵を結んだのが始まりとされる。神亀3年(726)には聖武天皇の勅願を受けて行基菩薩が来錫、堂宇を建立した。そののち、仁寿元年(851)に天台座主・慈覚大師円仁が七堂伽藍を造営して天台宗に改宗した。戦国時代には足利、里見、丸氏の尊崇を集め、天台宗の名刹として名を高めた。
主な花
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ウメ
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趣のある本堂の前に2本のボダイジュがあり、その背後にはクスの大樹が大きく枝を広げ、古寺ムードは最高だ。サクラ、ツツジ、サルスベリ、サザンカなどの花木がたくさん植栽されているが、早春に見事な花模様を展開するのが、梅林である。ここには約200本のウメの木があるが、境内にこれだけのウメが植えられている寺院は非常にまれである。近くには重文に指定されている古民家が建ち、環境も抜群だ。花に囲まれた花観音もある。
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DATA
宗派 天台宗 本尊 十一面観世音菩薩 拝観 9:30 ~ 17:00 無料 アクセス 電車:JR 内房線南三原駅からタクシー10分 車:富津館山道富浦ICから国道127号・128号・410号経由 駐車場 60 台 無料 花ごよみ ウメ2月下旬~3月下旬、サクラ3~4月、ミツバツツジ4~5月、ヤマユリ7月 TEL 0470-46-2218 -
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