千葉5番大龍寺
寺伝によると、大同年間(806〜810)に眩圓律師により創建される。南北朝時代・応安元年(1368)、矢作城主国分胤詮が境内3万坪を寄進。栄西禅師の法孫で鎌倉寿福寺の大航慈船禅師を迎え、禅寺となった。平成15年、日本画家豊川蛯子が、開山和尚600年遠諱を記念して、本堂中央の天井に雲龍図を描き、両側の間に春夏秋冬不絶百花図を完成させた。この本堂は寛文3年(1663)に再建され約350年を経ている。
主な花
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ハナモモ
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大龍寺はノウゼンカズラの花で知られたが、老木となり年々花数が少なくなっている。それに代わり、年々樹勢を増しているのがハナモモである。花色は、紅白咲き分け、赤、白、桃色と豊富で、特に咲き分けの花が美しい。開花期は4月上旬から中旬頃で、向かって右手の山に四国八十八ヶ所の石仏があり、5月上旬にはヤマツツジが咲く。裏山は竹林で遊歩道が通り、奥には千年の歴史がある男女の小滝がある。数は少ないがミズバショウも見られる、花と清水の里である。
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DATA
宗派 臨済宗妙心寺派 本尊 千手観世音菩薩 拝観 9:00 ~ 17:00 ご志納 アクセス 電車:JR 成田線佐原駅から吉岡回り成田行きバスで与倉下車徒歩10分 車:東関東道大栄IC から国道51号経由 駐車場 20 台 無料 花ごよみ ハナモモ4月上旬~中旬、ミズバショウ4月中旬~下旬、ヤマツツジ5月上旬、ノウゼンカズラ7月中旬~下旬 TEL 0478-58-1336 -
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