千葉7番圓明院(娑羅観音)
鎌倉初期の創建とされるが、開山、開基など詳細は不明である。寺伝によれば、この地方に関東第一といわれた「入定寺」と呼ばれる寺院があり、圓明院はこの末寺として建立されたという。入定寺は修験道を継承する寺院であり、圓明院は三尺坊権現の別当寺院として建てられたと推察される。戦国時代には伽藍は焼失し、無住の時代を経て、慶安3年(1650)頃再建されたと伝えられている。
主な花
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ボタン
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ひとつの種類で大量に植栽されている花木はないが、ウメ、ツバキ、シダレザクラ、アジサイ、サルスベリ、キンモクセイ、サザンカなど多種類の樹木が植えられていて四季を通じて花の寺情緒に包まれている寺院である。最も目立つ花はボタンで、境内中央に立つ金色の娑羅観音を中心に数十株が植えられていて観音像への供花の役目を果たしている。このほか、春の花では鐘楼の周囲を飾るツツジ、初夏は参道沿いに植えられたアジサイが見ものである。
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DATA
宗派 真言宗智山派 本尊 不動明王 拝観 境内自由 アクセス 電車:JR 久留里線下郡駅から徒歩15分 車:圏央道木更津東ICから国道410号経由 駐車場 30 台 無料 花ごよみ サクラ3月下旬~4月上旬、ツツジ4月下旬~5月上旬、ボタン4月下旬~5月上旬、アジサイ6月上旬~7月上旬 HP https://sensin.net/enmyou/ TEL 0439-35-2984 -
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