千葉8番円如寺
城と名水の町として知られる君津市久留里にある真言宗智山派の寺院である。寺伝によると応永2年(1395)の開創で、大塔宮護良親王の子・教慶法親王を開基とする。また、もともと君津市箕輪の地にあった天台宗・萬徳山入定寺の末寺であったが、時の戦乱の中で入定寺が廃絶となったのち、真言宗に改められたとも伝えられている。江戸時代には、黒田直純公が久留里藩主となって以来、黒田氏の祈願所となる。昭和33年、裏山の土砂崩れにより本堂は埋没全壊したが、奇跡的に本尊大日如来像は無事で、昭和62年には新本堂の落慶となった。
主な花
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ハギ
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春はサクラ、初夏から夏にかけてはハナショウブ、大賀ハス、アジサイ、初秋はハギとヒガンバナといった具合に印象深い花ごよみが繰り広げられる花の寺である。数ある花のうちでとくに参拝客の人気を集めるのは初夏のアジサイと大賀ハス、また、秋の彼岸前後にヒガンバナとハギが競い咲く光景である。なかでも境内一円で真紅の花が群がり咲くヒガンバナは印象度抜群だ。ハギも赤ハギと白ハギが境内のあちこちに植えられている。お彼岸中は萩まつりが開催されバザー等のイベントが行われる。
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DATA
宗派 真言宗智山派 本尊 金剛界大日如来 拝観 境内自由 アクセス 電車:JR 久留里線久留里駅から徒歩15分 車:圏央道木更津東IC から国道410号経由 駐車場 75 台 無料 花ごよみ ミツバツツジ3月下旬、ハナショウブ6月上旬、アジサイ・ハス6月中旬、ハギ9月中旬~下旬 HP http://www.ennyoji.jp/ TEL 0439-27-2100 -
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