群馬1番常楽寺
真言宗豊山派の寺院で、明治27年(1894)に上田島地区にあった3ヶ寺が合併し、現在の地に移転、「紫雲山阿弥陀院常楽寺」となった。山門を入ると、正面に本尊の十一面観世音菩薩を安置する本堂をはじめ、境内には伽藍や石仏が点在し、ゆったりと回遊できる通路が整備され、心安らぐ空間となっている。当寺の本尊は平安時代の作で、直接参拝することはできないが、普段は御前立である江戸時代作の十一面観世音菩薩を参拝することができる。新田一族「田島氏」の氏寺であった旧常楽寺跡には不動堂が建ち、墓地には県内最古の年号をとどめた宝篋印塔や、鎌倉時代の特徴を持つ見事な墓石群が残されている。
主な花
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ヒガンバナ
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境内にはサクラ、ナンジャモンジャ、ツツジ、サルスベリなどの花木のほか、池には古代ハスも植えられ、四季を通じて花の寺ムードに包まれる寺院であるが、最高の「花曼荼羅模様」を発揮するのは秋の彼岸前後。境内一面にヒガンバナがいっせいに花開き、真っ赤な世界を展開するからである。赤い花に混じり、シロバナヒガンバナも多く植えられて抜群の美観だ。この時期には本堂前のピンクのフヨウも花盛りを迎えており、参拝客を歓迎する。
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DATA
宗派 真言宗豊山派 本尊 十一面観世音菩薩 拝観 境内自由 アクセス 電車:東武伊勢崎線木崎駅からタクシー5分 車:北関東道伊勢崎IC から国道17 号・県道312 号経由/東北道館林IC から県道354 号経由 駐車場 70 台 無料 花ごよみ カンアヤメ・スイセン1~3月、サクラ4月上旬~中旬、ハス7~8月、ヒガンバナ9月中旬~下旬 TEL 0276-31-0001 -
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