群馬12番福増寺
暦応3年(1338)に開創され、江戸初期に現在の地に建立された。開基は狩野甚左衛門、開山は雲峯誾悦と伝えられる。徳川家4代将軍家綱公の寄進や角田六郎兵衛の協力などにより、しだいに寺運は発展した。寺名の由来は、お釈迦様の弟子に「福増」という人があり、長寿にして齢百歳を超えて発心出家したという故事に因んでいる。毎夕の鐘は、赤城の山里に「福増の晩鐘」という美しい音風景を醸し出してきた。鐘楼堂には「平和のしるべ・戦艦・陸奥の鐘」が掛けられており、毎年大晦日には除夜の鐘を撞く参詣者で賑わう
主な花
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サクラ
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境内には、「山門のサクラ」と呼ばれる明治期に植えられたソメイヨシノが主役の庭園、通称「まんまる月のお庭」があり、満開期にはライトスケープも行われ、昼も夜も花の寺ムードに包まれる。この他に、北山安夫作庭の「非思量庭」や、国歌に詠まれている〝さざれ石〞が据えられた「雲心水性庭」、〝平和のしるべ・戦艦・陸奥の鐘〞を語り継ぐ「陸奥の碑」や庭園「周防の海」などがあり、ツバキ咲く早春から、満目紅葉に包まれる晩秋に至るまで、見どころ多くおりおりの花風景が楽しめる。
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DATA
宗派 曹洞宗 本尊 釈迦牟尼仏 拝観 9:00 ~ 16:00 無料 アクセス 電車:JR 上越線敷島駅から徒歩5分 車:関越道赤城IC からすぐ 駐車場 30 台 無料 花ごよみ ツバキ2月~3月、サクラ4月上旬、ツツジ・サツキ5月中旬~6月上旬、サラ7月上旬、紅葉11 月 TEL 0279-56-3408 -
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