東国花の寺 百ヶ寺東国花の寺 百ヶ寺

礼所ご案内

群馬3番退魔寺

群馬ボタン4月下旬5月上旬

奈良県桜井市の長谷寺を総本山とする真言宗豊山派の寺院。応安4年(1371)、城主の茂呂勘解由左衛門源義輝が城内にあった光円坊を改めて香華院とし、弘法大師の刻んだ不動明王を祀り、道照上人を開山の師として帰依したことに始まる。「茂呂不動」とも呼ばれ、北関東三十六不動尊霊場にも数えられている。退魔寺という名前は、石田三成が伊勢崎を通った時、寺の近くの光円橋に毎夜妖怪が現れ、庶民が難儀しているのを聞き、それを退治したことに由来していると云われており、その際、寺紋を石田氏の紋にしたとある。本尊の大日如来を安置する本堂は寛政4年(1792)に改築したものである。


主な花

  • ボタン

    ボタン

    4月下旬5月上旬

  • 4月を迎えると、境内にある十数本のソメイヨシノが、本堂、不動堂、鐘楼などの堂宇を背景に春の序曲を奏でるのが、花ごよみの始まりだ。サクラの花が散って葉桜となる頃、主役の座を譲り受けて境内をあでやかに飾るのは大輪のボタン。とくに赤色系が目立つが、赤紫、白、黄、ピンクなどの花も混じり、サクラとは異なった花模様を展開し、味わい深い眺めに参拝客の多くは「お参りにきてよかった」と実感するのである。


  • DATA

    宗派 真言宗豊山派
    本尊 胎蔵界大日如来
    拝観 境内自由
    アクセス 電車:JR 両毛線・東武伊勢崎線の伊勢崎駅から本庄駅行きバスで茂呂郵便局前下車徒歩5分 車:北関東道伊勢崎ICまたは関越道本庄児玉ICから国道462号経由
    駐車場 15 台 無料
    花ごよみ サクラ3月下旬~4月上旬、ボタン4月下旬~5月上旬、キンモクセイ9月下旬~ 10 月上旬
    TEL 0270-25-4642
  • MAP

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