群馬8番柳澤寺
天台宗に属する延暦寺の直末寺である。戦国時代末期、北条、上杉、武田氏など天下を狙う争覇の舞台となり、堂宇のすべてを戦火で焼失、このため創建当時の記録は不明だ。江戸時代に天海僧正、高崎城主安藤右京進などの協力で徳川幕府から御朱印地30石を賜り、貞亨・元禄(1684〜1704)に諸堂を修復、隆盛の時代を迎えた。本堂、山門、阿弥陀堂、五重塔、書院、客殿の伽藍が現存。
主な花
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サクラ
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境内にはサクラ(ソメイヨシノ)のほか、サツキ、アジサイ、ヤマボウシなどの花木があり、真冬を除いて花が絶えない寺である。参拝客に最も人気が高いのはサクラの時期。本堂から観音堂に通じる参道沿いには十数本のサクラが植えられ、4月初めには花のトンネルとなるのが魅力。サクラに続いて見事な花模様を見せるのは5月末から6月初めにかけて花盛りを迎えるサツキ。鐘楼下側の斜面に植栽されているサツキは大刈り込みとなっていて迫力満点の花景色だ。秋の彼岸前後には五重塔周辺で真紅のヒガンバナが群れ咲く。
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DATA
宗派 天台宗 本尊 千手観世音菩薩 拝観 境内自由 アクセス 電車:JR 上越線群馬総社駅からタクシー15分 車:関越道渋川伊香保IC から県道26号経由 駐車場 18 台 無料 花ごよみ ツバキ4月上旬~下旬、サクラ4月上旬~中旬、サツキ5月下旬~6月上旬、アジサイ6月上旬~7月上旬、ハギ8月下旬~9月中旬 TEL 0279-54-3954 -
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