群馬9番泰寧寺
鎌倉時代の延慶2年(1309)、西国より来た真改という者が寺を建立、泰寧寺と号したのが始まりという。のち、須川の領主細川伊豫守源綱利が境内地、山林を寄進して開基となり、曹洞宗の名僧石屋真梁大和尚を開山と仰ぐ。乱世にあって一時は荒廃したが、天文6年(1537)月夜野町下牧の玉泉寺8世・洞庵文曹大和尚が伝法(中興)開山、今日にいたる。本堂の欄間と須弥檀、山門は県指定文化財。また秋葉三尺坊大権現を祀り、火防守護の寺としても親しまれている
主な花
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アジサイ
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観光施設の「たくみの里」のはずれに建つ泰寧寺はいかにも山寺らしい雰囲気に包まれている。山深い土地だけに、初夏から夏にかけての境内ではヤマユリ、トラノオなどの山野草の花が目立つが、この寺を象徴する花といえばアジサイの紫花。そのほとんどは在来のホンアジサイと、ガクアジサイの2種類で、境内入り口から山門を経て本堂にいたる参道の両側に植栽されており、初夏の山寺らしい雰囲気を盛り上げている。
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DATA
宗派 曹洞宗 本尊 聖観世音菩薩 拝観 境内自由( 内部拝観は有料) アクセス 電車:上越新幹線上毛高原駅からタクシー20 分 車:関越道月夜野IC から国道17号経由 駐車場 30 台 無料 花ごよみ アジサイ6月下旬~8月上旬、ヤマユリ7月中旬~8月中旬 TEL 0278-64-1131 -
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