茨城4番如意輪寺(市原観音)
推古天皇3年(595)、豪族伊知波良氏が嵐によって打ち上げられた仏像を発見。その夜「欽明天皇が流した仏像であり、信仰すれば願いが叶う」とのお告げを受けた。堂を建て祀っていると、やがてその話が天武天皇に伝わり、天皇の祈願もたちまち成就したことから、天武天皇9年(670)に「如意寺」の勅願が下ったという。その後、盛衰を繰り返し、天台宗総本山直末寺として今日にいたる。
主な花
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寒ボタン
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正月詣での参拝客の人気を集めるのは寒ボタン(正式の名は冬ボタン)。鎌倉の鶴岡八幡宮や東京上野の上野東照宮で展示されるものと同じボタンで、真冬に咲くのが売りものだ。100株ほどあるボタンは寒さ除けのワラ帽子をかぶせられ、可憐な花姿が印象的である。春を迎えたばかりの境内で参拝客の目を奪うのがヤブツバキの巨木。このツバキは数本がかたまって植えられており、高さも10メートルを越えていてボリューム感にあふれ、見事な景観だ。
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DATA
宗派 天台宗 本尊 如意輪観世音菩薩 拝観 境内自由 アクセス 電車:JR 常磐線友部駅からタクシー5分 車:北関東道友部ICからすぐ駐車場 駐車場 100 台 無料 花ごよみ 寒ボタン1月上旬~中旬、ツバキ4月上旬~下旬、ヤマザクラ4月中旬~下旬、アジサイ6月上旬~下旬、紅葉11 月 HP http://www.nyoirinji.net/ TEL 0296-77-3298 -
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