茨城7番千妙寺
慈覚大師円仁(794〜864)開基の天台宗寺院である。淳和天皇の勅許により承和元年(834)筑西市赤浜に創建し、承和寺と称していたが、平将門の乱により堂宇を全て焼失。その後、亮守により、観応2年(1351)に黒子に地を定め、崇光天皇の勅命によって再興された名刹である。当寺建立にあたり、千部の妙典(妙法蓮華経)を小石に書写し、浄域の中央に埋納したことから、寺号を千妙寺と称するようになった。また、亮守が台密三昧流の伝統を受け継いでいたことから、三昧流灌頂道場として今日に至っている。室町時代から戦国時代にかけて、末寺門徒寺院を700以上数える大寺院であった。東睿山の山号は、慶長18年(1613)、後水尾天皇の勅号である。総本堂は天正11年(1583)、14世亮信の代の建立で、市指定文化財になっている。展示室では寺宝が公開されている
主な花
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ヒガンバナ
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当寺を代表する花は、天上に咲く花と言われている「曼珠沙華(通称ヒガンバナ)」で、平成28年より旧池一面に植栽されている。秋の彼岸頃、境内は真紅に染まり、まさに彼岸の世界さながらである。
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DATA
宗派 天台宗 本尊 釈迦如来 拝観 境内自由 アクセス 電車:関東鉄道常総線黒子駅から徒歩5分 車:北関東道桜川筑西ICから国道50号・294号経由 駐車場 100 台 無料 花ごよみ 曼珠沙華(ヒガンバナ)9月中旬~下旬 TEL 0296-37-6749 -
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