茨城8番八町観音(新長谷寺)
寺伝によれば、貞永元年(1232)の開創で、ご本尊は結城氏の始祖・結城七郎朝光が源頼朝に従い、鎌倉に滞在中、名工運慶作の十一面観世音を拝して心打たれ、これを持ち帰り、河内郡内に境内地八町歩を定めて堂搭を建立、安置したのが始まりとされる。その後、数度にわたり兵火によって炎上したが、観音像のみは難を逃れ、今も霊験あらたかな「八町の観音様」と呼ばれ、親しまれている。
主な花
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ボタン
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寄せ棟造りで方形の観音堂と、鐘楼を背景に、豪華な花模様を展開するのが「花の王」と呼ばれるボタン。4月末から5月初めにかけてのゴールデンウイーク頃に盛りを迎え、多くの参拝客の目を楽しませてくれる。その数は約500株もあり、北関東では代表的な「ぼたん寺」であり、境内はあでやかな光景に満ちあふれる。初めてボタン園を開設した当初は、すべてのボタンの品種が判明していたが、現在はまったく不明という。しかし、花の美しさは抜群だ。
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DATA
宗派 真言宗豊山派 本尊 十一面観世音菩薩(長谷型) 拝観 8:30 ~ 17:00 無料(10 ~ 3月は16:30まで) アクセス 電車:関東鉄道常総線下妻駅からタクシーで20分 車:常磐道谷和原ICから国道294号・125号経由 駐車場 8台 無料 花ごよみ ボタン4月下旬~5月上旬 TEL 0296-48-0304 -
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