神奈川10番浄徳院
創建は天正5年(1577)、開基は相模国菖蒲村(現・秦野市菖蒲)の住人・諸星清左衛門清作であり、開山は宗禅和尚である。古書には「地福院と号す。曹洞宗。本尊、勢至菩薩。胎内に行基作の同体(長さ4寸2分)を安す。白山社、天神稲荷を合祀す」という記録がある。現在、勢至菩薩は本堂に安置されている。
主な花
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ハギ
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地名にちなんで、以前はハナショウブの植栽を行い境外地に菖蒲園を設けていた。現在はハナショウブの植栽は行われていないが、周囲を緑に囲まれ名水が湧き出していることから、初夏にはホタルが飛び交い見学者で賑わっている。境内で目を引く花といえば、秋の訪れとともに彩を添えるハギの花である。自然豊かな境内に秋のさわやかな風に揺られ、のびのびと枝垂れ咲く姿は、心を和やかにしてくれる。
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DATA
宗派 曹洞宗 本尊 勢至菩薩、花地蔵尊 拝観 日の出~日没 アクセス 電車:小田急小田原線渋沢駅からタクシー5分、または徒歩30分 車:東名高速秦野中井ICから国道246号経由 駐車場 25 台 無料 花ごよみ ナツツバキ6月上旬~下旬、ハギ9 月上旬~中旬 TEL 0463-88-0257 -
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