神奈川12番長安寺
福井の永平寺、横浜市鶴見区の總持寺を両本山とする曹洞宗の寺院である。開創当初については不明であるが、現在の姥子温泉あたりに建てられていたとされている。梵鐘に刻まれている銘によると、万治2年(1659)とあり、その頃に現在の仙石原に移転してきたと考えられる。移転されたときの開山は機山労逸大和尚で、開基家は名主をしていた勝俣一族である。
主な花
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イワシャジン
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本堂横から墓地に通じる参道沿いの石垣にはシャクナゲ、イワタバコ、ヒメシャガなどの山野草が植え込まれ、箱根にある寺らしい雰囲気に包まれている。その他花木もたくさん植栽されている。寺を象徴するイワシャジンは野草のなかでも、とても清楚な紫色の花で、10月初旬には花盛りとなり、花景色の寺を楽しむことができる。それより、1ヶ月ほどのちの11月上旬からは、いろいろな表情をした五百羅漢の置かれている山林に数多く植えられている紅葉が見事である。
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DATA
宗派 曹洞宗 本尊 釈迦如来 拝観 境内自由 アクセス 電車:箱根登山鉄道箱根湯本駅から湖尻桃源台行きバスで仙石下車徒歩2分 車:東名高速御殿場ICから国道138号経由 駐車場 20 台 無料 花ごよみ カタクリ3月下旬、ヒメシャガ5月中旬、イワタバコ6月中旬、シュウメイギク9月上旬~ 10 月中旬、イワシャジン9月下旬~ 10 月中旬 HP https://www.hakone.or.jp/535 TEL 0460-84-8187 -
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