埼玉11番満願寺
真言宗智山派の寺院で、総本山は京都にある智積院。開基は不明だが、天正年間(1580年頃)に当山に住持した宗純和尚が寺門の隆盛に寄与。また享保年間(1720年頃)に宥泉和尚の尽力により本堂、十一面観音堂が完成し、隆盛の時代を迎えた。しかし、文化10年(1813)頃の火災で堂宇のすべてを焼失した。昭和後半に本堂、庫裏、客殿、水子地蔵尊などが建立され、境内が整備された。全国七大聖天に数えられる歓喜天が祀られていることでも知られており、4月の第3日曜日に行われる大祭は参拝者でにぎわう
主な花
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サクラ
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境内にはシダレザクラ、サトザクラのほか、仙台シダレザクラやツバキなどの花木がたくさん植えられ、花の寺らしい雰囲気に包まれている。そのなかで最大の見ものは本堂の左裏手にあるシダレザクラの古木。樹齢は600年くらいと推定されており、埼玉県内では有数の名木だが、案外知られていない。このサクラは開花が非常に早く、例年3月末に咲き始め、4月初めには満開を迎えてしまうので、県内では「春を告げる桜」といってよい。
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DATA
宗派 真言宗智山派 本尊 不動明王 拝観 境内自由 アクセス 電車:JR 高崎線北鴻巣駅からタクシー10分 車:東北道久喜ICから国道17号経由 駐車場 10 台 無料 花ごよみ ツバキ3月上旬~4月上旬、サクラ3月下旬~4月上旬、サルスベリ8月上旬~9月上旬 TEL 048-559-4963 -
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