埼玉13番能護寺
能護寺は天平15年(743)、行基によって開山され、のちに空海により再興されたと伝えられている。現存する本堂は文化11年(1814)の再建。内陣には大日如来、外陣には阿弥陀如来を安置する。堂内の格天井には岩崎栄益、金井烏州、樋口春翆らによる花鳥画が色鮮やかに描かれている。虚空蔵堂には御本尊虚空蔵菩薩が安置されている。鐘楼堂は明治35年(1902)に再建。釣鐘は元禄14年(1701)に鋳造された物である。
主な花
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アジサイ
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熊谷市の能護寺といえば関東地方では有数の「アジサイ寺」である。アジサイは6月上旬より下旬にかけて約50種・800株の早咲きから遅咲きの花が梅雨の境内を涼しげに彩る。特に、鐘楼堂を背景に咲き誇る様子は格別な眺めである。また、あまり知られていないが、3月下旬より4月上旬にかけての桜も美しい。お薦めポイントは山門の外からの眺めで、淡い色の桜と塀の白さと鐘楼堂を背景とした調和が見事である。
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DATA
宗派 高野山真言宗 本尊 虚空蔵菩薩(アジサイ開花期6 月上旬~下旬 300 円) 拝観 8:00 ~ 17:00 アクセス 電車:JR 高崎線籠原駅からタクシー15 分 車:関越道花園IC から国道140 号・407 号経由 駐車場 70 台 無料 花ごよみ サクラ3月下旬~4月上旬、アジサイ6月上旬~下旬 TEL 048-588-0901 -
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