埼玉3番法性寺(お船観音)
埼玉秋海棠(しゅうかいどう)8月中旬8月下旬9月上旬9月中旬9月下旬10月上旬
秩父札所32番で、山号は般若山。この山号は、この寺を訪れた僧が、一夜のうちに600巻という膨大な大般若経を書き写したという伝説に基づく。また「お船観音」という名前は、奥の院である船の形をした巨大な岩に観音様が祀られているところから生まれたものである。宝永4年(1707)建立の観音堂は懸崖づくりで、森閑とした木立の中に建つ姿は鳳凰が舞い降りるがごとくで美しい。本尊の聖観世音は高さ1・38mの立像。
主な花
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秋海棠(しゅうかいどう)
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春を迎えてたくさんやってくる巡礼の目を楽しませてくれるのが秩父三大群落のミツバツツジ(地元ではイワツツジと呼ぶ)。このツツジは葉が出る前に花が盛りを迎えるので美しさ抜群。ついでツツジが豪華な花園を展開し、初夏はコケのじゅうたんが参拝客を魅了する。夏の終わりから初秋にかけて境内をあでやかに飾るのは赤花のサルスベリとシュウカイドウの薄いピンクの花群れである。この二つの花の競演と、紅葉とがこの寺の花暦を締めくくる。
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DATA
宗派 曹洞宗 本尊 聖観世音菩薩 拝観 8:00 ~ 17:00 300 円(12 ~ 2 月は16:00 まで) アクセス 電車:西武秩父線西武秩父駅からタクシー20分 車:関越道花園IC から国道140号・299号経由 駐車場 30 台 無料 花ごよみ ミツバツツジ4月上旬~5月上旬、シュウカイドウ8月中旬~10 月上旬、サルスベリ8月中旬~ 10 月上旬、リンドウ10 月中旬~ 11 月上旬 TEL 049-75-3200 -
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