埼玉4番長泉寺
寺名よりも「骨波田のフジ」の名で知られている寺である。桓武天皇の時代(781〜806)に、蝦夷地平定のために東北へ赴く途中、この地を通りかかった坂上田村麻呂が沼に住む大蛇を退治して人々の苦難を救った。その大蛇の骨を埋めた地を「骨波田」と称したのである。のち文正元年(1466)に関東管領上杉顕定が寺院を建立した。
主な花
-
フジ
-
正式の寺名よりも「骨波田のフジ」で通用しているほど、この寺のフジは有名だ。境内には紫のフジ棚が2つ、白のフジ棚が1つ、合わせて3つの棚があり、こうしたフジが本堂前を優雅に飾る光景は全国を探してみても例のない情景といってよい。最大のフジであるムラサキナガフジは平成3年の天然記念物調査で正式に樹齢600年と認定されたフジの古木であり、埼玉県指定の天然記念物。なお、フジの季節に同時に咲くツツジの花も美しさ抜群。
-
DATA
宗派 曹洞宗 本尊 釈迦如来 拝観 8:30 ~ 18:00 500 円 アクセス 電車:JR 八高線児玉駅からいろは橋行きバスで下元田下車徒歩10分 車:関越道本庄児玉IC から国道462号・県道44号経由 駐車場 110 台 無料 花ごよみ フジ4月下旬~5月中旬、ツツジ4月下旬~5月中旬 TEL 0495-72-3122 -
MAP