栃木10番法輪寺
神仏混淆の形を今に伝える寺である。貞観2年(860)、延暦寺3世座主・円仁慈覚大師が奥羽地方巡錫のおり、釈迦如来、大日如来のお告げでこの地に創建したことに始まる。光こう丸まる山さんは初院、中ノ院、奥ノ院から成っており、一般にはこれに法輪寺も含めて「光丸山」と呼ばれている。毎年11月3、4日には大祭が催されるが、3日の大縁日には寺院では珍しい神輿の渡御がある。
主な花
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サクラ
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広い境内にはたくさんのサクラがあるが、それを代表するのが、「西行ザクラ」と呼ばれるシダレザクラ。樹齢800年という老木のためか、数年に1度くらいしか、見事な花模様は見られないが、花が多い年には数千条の花糸が垂れ下がり、まことに見ごたえがある。樹形がすぐれているのも印象深い眺めだ。庫裏の玄関前にはシロヤシオ(別名ゴヨウツツジ)の老木があるほか、ボタン、シャクナゲの花模様も趣があり、参拝客を魅了する。
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DATA
宗派 天台宗 本尊 大日如来 拝観 境内自由 アクセス 電車:JR 東北本線・東北新幹線の那須塩原駅からタクシー30分 車:東北道西那須野塩原ICから国道400号経由 駐車場 50 台 無料 花ごよみ サクラ4月上旬~中旬、ミズバショウ4月上旬、シロヤシオ5月上旬~中旬、キンモクセイ9月下旬~ 10 月上旬 TEL 0287-98-2606 -
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