栃木11番大雄寺
黒羽藩大関氏の菩提寺で、創建は応年11年(1404)。当初は黒羽余瀬に建てられたが、同33年(1426)の火災で伽藍のほとんどを焼失。文安5年(1448)に再建されたが、その後黒羽城築城とともに現在地に移転している。本堂、禅堂、庫裏、総門、回廊、鐘楼などからなる伽藍は茅葺き屋根で、すべてが国重要文化財となっている。
主な花
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ボタン
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周囲を回廊で囲まれている中庭の主役はボタンの古木群。そのボタンは、室町時代に建てられた茅葺きの本堂、禅堂、鐘楼など趣のある建物に囲まれているだけに印象度は抜群だ。ボタンは純粋の日本的な花だけに、周囲の景観がすぐれていることからその花の美しさも倍加する思いがする。ボタンが盛りを迎える頃、参道のスギ林の周辺ではシャガの花が群落美を見せ、総門前のハンカチの木が風に吹かれ、たくさんの花が可憐に、ひらひらと舞う。
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DATA
宗派 曹洞宗 本尊 釈迦如来 拝観 9:00 ~ 16:00 500 円 アクセス 電車:JR 東北本線・東北新幹線の那須塩原駅からタクシー20分 車:東北道西那須野塩原ICから国道400号・461号経由 駐車場 40 台 無料 花ごよみ シャガ4月下旬~5月中旬、ハンカチの木5 月上旬、ボタン5月上旬~中旬、ハス7月下旬~8月中旬、紅葉11 月上旬 HP http://www.daiouji.or.jp TEL 0287-54-0332 -
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