栃木5番太山寺・野州豊川稲荷
天長10年(833)、慈覚大師円仁の開山による天台宗寺院で、延宝3年(1675)、奈良県総本山長谷寺の直末となり、真言宗に改宗された。徳川3代将軍家光の側室で4代将軍家綱の生母お楽の方が、実家に近いということもあって病気静養された寺でもある。観音堂の千手観音は県指定文化財、本堂に安置されている釈迦如来、大日如来、文殊菩薩など5体の仏像は栃木市指定文化財。
主な花
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シダレザクラ
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太山寺は、通称「大おお山やま寺じ」とも知られている。平成14年に再建された本堂の前に大きく枝を広げるシダレザクラの老木は樹齢約360年、将軍家光の側室であった、お楽の方がここで病気静養中、夫を偲んで植えたと伝えられている。このサクラは、「岩しだれ」と名づけられている名木で、市の天然記念物。サクラの名木が多い栃木県内でも1、2を争う美観のサクラであり、参拝客の人気も抜群である。
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DATA
宗派 真言宗豊山派 本尊 不動明王 拝観 境内自由 アクセス 電車:JR 両毛線・東武日光線の栃木駅からタクシー10分 車:東北道栃木ICから15分 駐車場 30 台 無料 花ごよみ シダレサクラ3月下旬~4月上旬、ツツジ5月頃、アジサイ6月中旬~7月中旬、シュウメイギク10 月上旬 TEL 0282-22-1514 -
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