栃木9番馬頭院(馬頭観音)
建保5年(1217)、醍醐寺27代および30代座主の光宝大和尚が、勝軍地蔵尊を本尊とし、「勝軍山地蔵院十輪寺」を建立したのが当山のはじまりである。後に光範和尚は境内地を移動し現在の地に堂を建立、延命地蔵尊を安置した。室町時代の終わりに武茂城主藤原好綱公は金堂を寄進され馬頭観音を安置した。江戸時代に入り、水戸藩主光圀公は当山を来訪され、境内、堂宇を修復し、馬頭観音を本尊に指定し、寺院名を「武茂山馬頭院十輪寺」とした。その際、当山に10万石の格式を付与し、朱印寺とした。
主な花
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紅葉
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境内にはたくさんのサクラ(ほとんどがソメイヨシノ)があり、開花期には壮観な眺めを見せ、「花の寺」情緒を満喫できる。サクラのほかにツバキ、ボタン、ツツジなどの花木も多い。鉢植えのカキツバタの濃い紫色も静かに境内を彩る。夏には古代ハスの妖艶な花の咲く光景が見られ、花の絶えない境内である。また、境内中央にある水戸光圀公お手植えのシダレグリ(天然記念物)の変わった樹形が見ものである。秋にはイチョウやモミジの紅葉があざやか。
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DATA
宗派 真言宗智山派 本尊 馬頭観世音菩薩 拝観 8:00 ~ 17:00 無料 アクセス 電車:JR 東北本線氏家駅から馬頭行きバスで南町下車徒歩3分 車:東北道宇都宮IC から国道293号経由 駐車場 40 台 無料 花ごよみ サクラ3月下旬~4月上旬、ボタン4月上旬~中旬、ツツジ5月上旬~中旬、ハス7月上旬~下旬、紅葉10 月下旬~ 11 月中旬 TEL 0287-92-2603 -
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