東京1番西新井大師(總持寺)
正式には五智山遍照院總持寺といい、天長時代(826~834)にこの地を巡錫していた弘法大師が開いたとされる。疫病で苦しむ住民の為に、香木を以って自ら十一面観世音菩薩と自身の像を彫ったという。観音菩薩を本尊とし、自身の像は枯れた古井戸に安置し、日間にわたる護摩祈願を行ったところ、清らかな水が湧き出て、これを飲んだ人々の病はたちまちに癒えたという。霊泉湧出の寺として建立され、その井戸がお堂の西側にあったことにより西新井の地名がついたといわれている。厄災消除の霊場として知られる様になり、また幾度の火災に見舞われても本尊は無事であったことから、火伏せの大師としても知られている。
主な花
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ボタン
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全国各地に「ボタン寺」はあるが、この寺は奈良県桜井市初瀬にある長谷寺とともに東西の横綱的存在である。ボタン園は境内3ヶ所に分かれていて「花曼荼羅」の情景が随所に展開している。植栽されているボタンは100品種、2500株。赤、白、赤紫、ピンクなど色とりどりに咲き、参拝客の目を楽しませている。境内には、ウメ、サクラ、フジ、などの花木やシャクヤク、ハナショウブ、アジサイ等もあり2月から6月にかけて花浄土らしい眺めを楽しめる
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DATA
宗派 高野山真言宗宗派 本尊 十一面観世音菩薩、弘法大師 拝観 8:00 ~ 18:00 無料 アクセス 電車:東武大師線大師前駅からすぐ 車:首都高三郷線加平出口から環七通り経由 駐車場 大型バスのみ 5 台(要予約) 花ごよみ サクラ3月下旬~4月 上旬、ボタン4月中旬~下旬、フジ 4月中旬~下旬、シャクヤク5月上 旬~中旬 HP http://www.nishiaraidaishi.or.jp/ TEL 03-3890-2345 -
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