東京10番大悲願寺
奈良県にある長谷寺を総本山とする真言宗豊山派の寺院。寺伝によれば開創は建久2年(1191)、源頼朝の発願で京都・醍醐寺三宝院の澄秀僧正を開山、平山季重を開基として建立されたものである。衰退した時期もあったが、鎌倉公方の足利基氏、氏満父子から秋留卿に寺領20石の寄進を受けて隆盛、明治維新まで続いた。観音堂に安置される伝阿弥陀如来三尊像は国の重要文化財に指定されており、毎年4月21日、22日に御開帳されている
主な花
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ハギ
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この寺を代表する花はシラハギである。赤色のハギのほうが派手なので「ハギの寺」といえばミヤギノハギに代表される赤ハギを植えているのに、この寺ではシラハギのみというのは理由がある。江戸時代に参勤交代で伊達政宗が江戸に滞在中、大悲願寺の15世秀雄僧正(政宗の実弟)を訪ねたさいに見た、庭に咲いていたシラハギの見事な花を思い出し、仙台から手紙で一株所望したといういわれ(政宗の書簡が今も残っている)があるためである。
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DATA
宗派 真言宗豊山派 本尊 大日如来 拝観 境内自由 アクセス 電車:JR 五日市線武蔵増戸駅・武蔵五日市駅から徒歩10分 車:圏央道日の出ICからすぐ 駐車場 50 台 無料 花ごよみ ボタン4月下旬~5月上旬、サルスベリ7月下旬~8月下旬、ハギ9月上旬~下旬、ヒガンバナ9月中旬~下旬 TEL 042-596-0141 -
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