東京4番池上本門寺
弘安5年(1282)にこの地の領主・池上宗仲の持仏堂を日蓮聖人が「本門寺」と命名した由緒ある寺院。日蓮聖人はここで入滅している。かつての大伽藍は、戦災で五重塔など一部を残してほぼ全焼したが、現在は見事に復興をとげ、以前にも増した偉容を誇っている。境内奥に日蓮聖人廟、日朗上人墓などがある。なお、客殿裏にある庭園・松濤園は、幕末期、西郷隆盛、勝海舟が江戸城の明け渡しについて会談を行った場所でもある。
主な花
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サクラ
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本門寺といえばサクラである。そのほとんどはソメイヨシノで、いずれも相当老木化しているが花つきはよく、4月初めの花の時期には美しい花景色が展開する。とくに見事なのは五重塔をバックに咲くソメイヨシノ。平成14年に全面修復を終えた五重塔はいかにも荘厳であり、それを覆い隠すように咲く桜の花は古塔の美観をさらに引き立たせている。五重塔とサクラの群落美との競演こそ、この寺の春の最も印象的な眺めである。
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DATA
宗派 日蓮宗大本山 本尊 本師釈迦牟尼仏 拝観 境内自由 アクセス 電車:東急池上線池上駅から徒歩10 分 車:首都高目黒線戸越出口から国道1号経由 駐車場 100 台 無料 花ごよみ サクラ3月下旬~4月上旬 HP http://honmonji.jp/ TEL 03-3752-2331 -
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